4528 小野薬品工業
※ 20180208(木)に初稿を書きました。
20%位の値幅をポジショントレードで狙うレポート。
4528 小野薬品工業についてのレポートでやんす。(ΦωΦ)
■会社について
- 大阪に本拠を置く中堅の医療用製薬品メーカー。
- 大衆薬は扱っていない。
- 自社開発品の比率が高く、利益率の高さに特徴。
- 脂質・酵素阻害領域に加え、がん領域にも注力
- 国際展開を図っている。
- 「化合物オリエント」という開発思想を持つ。
- 独自路線を歩む。
- 免疫力を強める新しい抗がん剤「オプジーボ」。
- 柱のがん免疫薬は『ヤーボイ』との併用承認を申請
- 胃がんでの適応拡大承認も取得。
- スイス社と神経変性疾患領域における創薬で提携。
■投資家情報(四季報より)
- 【減益幅縮小】2018.2.8 現在
- 開発負担増え、前期訴訟和解金も消滅。
- がん免疫薬は薬価半減の影響打撃だが、適応拡大で数量は増勢。
- 海外ロイヤルティ伸長。減益幅縮む。
- 19年3月期はがん免疫薬数量続伸。ただ、薬価改定痛い。
■現状について————————
- 直近決算2月2日発表/第3四半期、経常利益:55,333百万円
- 対会社予想達成率: 96.2%
- 【メモ】
本決算時の会社予測経常利益57,500百万に対し
第3四半期の決算ですでに55,333百万円となっている。
その上、最後の第4四半期の売上が最も大きい傾向がある。
上記二点だけでも、
今期本決算に対し、上方修正が出る可能性が高い。
また、来期の会社からの業績予測発表にも期待できる。
また、今までの会社の業績修正は「上方修正」が多く、
基本的に未来予測に対し、
「保守的な数値発表」する姿勢である事が伺える。
■会社の現状イメージ
- 減益幅縮む、とある。これについて。
2017年は過去最高の営業利益になっている。 - 2018年の予測は凹んだ発表となっているが、
すでに第三四半期の数字で「超えている」。
→つまり、売上の伸長により、相殺されたとみる。 - 医療ニュースより、オプジーボとヤーボイの併用療法が
無増悪生存期間の主要評価項目を達成。(IRより) - 世界中のマーケットに使われ、
高いロイヤリティは小野薬品の売上につながるとみる。 - 上記より、来期からも売上の伸長は続き、
かつ、営業利益率の問題もないと判断できる。
財務状況
- 時価総額 1兆5849億円
- 発行済株式総数 543,341千株
うち、浮動株数 9.4%(51,168千株) - 自己資本比率 87.1%
- 有利子負債 7億9500万円
- 営業CF +744億円
投資CF -179億円
財務CF -205億円 - 【メモ】
超優良企業。負債はほぼないといえる。
フリーキャッシュは+450億。
投資も返済も問題なさそうなCFに感じる。
さらに売上構成は「利益率の高いロイヤリティ」のため
売上が上がれば上がるだけ、
利益がかなり上ってついてくる状態と考える。
ただし、時価総額が高いため、
株価が倍になるためには、
3兆円企業とならなければならず、
短期的には現実的ではないと考える。
資産運用銘柄としては有能であると予測する。
また、短期的には2〜2.25兆円は目指せると予測する。
よって、現時点では、
今までの数年間の開発期間(調整期間)が終わり
これから見直し相場に入ることを期待し、
中長期銘柄としても有望と考える。 - 【時価総額順】
1)武田薬品工業 4.7兆
2)アステラス製薬 3.0兆
3)中外製薬 2.9兆
4)第一三共 2.7兆
5)大塚HD 2.5兆
6)塩野義製薬 1.8兆
7)エーザイ 1.7兆
8)小野薬品工業 1.5兆上位時価総額銘柄に対し、利益率の低い
「大衆薬品を販売していない」ことが逆に、
小野薬品の時価総額を上げる強みと成る
可能性を感じる。
■追記
- 調査後に出た、投資判断は下記。
三菱UF
中立→強気 2500→3300(2/9)
■業績着地予測
- 当期純利益予測(四季報)395億円
※一株益予測76.8円
⬇⬇⬇ - 2/2 上方修正による当期純利益の着地《予測》
552億円(第4四半期売上偏重考慮せず)
※一株益予測101.5円に変化 - PER株価予測
予想PER 36.88(四季報)
(3)×(2) = 3,747円
8掛け = 3,534円 - 節目になりそうなゾーン
・3,251付近
・3,251〜3,550迄 窓空き - テクニカル
(週足)
MACD これから拡散開始の様子
スローストキャス75-80 上昇中
(月足)
MACD 拡散上昇中
スローストキャス75-80 上昇中 - 波動数値
安値1波 2,185.0
高値2波 2730.0
安値3波 2,408.0
■株価ゾーン予測
- 3,747 – 予測株価100%
- 3,550 – 節目(3,251〜ここまで窓)
- 3,534 – 予測株価80%
- 3,498 – 波動2倍
- 3,289 – 波動1.618倍
- 3,225 – 波動1.5倍
- 3,251 – 節目
- 3,161 – 波動1.382倍
- 2,917 – 現在(2/9)
■予測からの行動
- まずは2兆円の時価総額を目指すように思える。
- 目標株価は3,700円
- 直近では3,200円までは鉄板と思える
- その先は窓が空いており、
窓埋め3,700円は目指せると思う。 - 売りポイントとしては半々で
3,150前後/3,750円前後を目指してみたい。 - ロスカットポイントは、
日足13MAを割った値/2,800円以下
の、どちから高い値の方を採用、設定する。